■オルドビス紀
カンブリア紀の地層の上に重なる地層をもとに設定された地質時代で、ウェールズ地方にローマ時代にすんでいた民族の名前「オルドビス」からその名前がつきました。三葉虫などとともに筆石とよばれる浮遊性の原索動物がさかえました。
■主な展示
- 無脊椎動物の系統
地球が誕生してから40億年という長い時間が過ぎ、大陸のまわりの浅い海に突然にいろいろな動物がたくさん現れてきました。カンブリア紀と呼ばれるこの時代には、植物では今みられる海藻はほとんどそろっていて、動物でも原生動物をはじめ巻貝など軟体動物や三葉虫などの節足動物までのほとんどの無脊椎動物が出そろいます。
[展示標本]
- オルトセラス(直角貝)Orthoceras sp.
- 筆石
世界中おなじように広がっていたカンブリア紀の海が、いくつかの小さな海に分かれます。オルドビス紀と呼ばれるこの時代にできた地層には、黒い泥が固まったものが多くあります。この中からは筆石と呼ばれる原索動物の仲間で、体長数cmで群体の浮遊生物の化石が発見されます。
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最終更新日:2001-11-12(月)
〒424 静岡県清水市三保 2389
東海大学社会教育センター
インターネット活用委員会