■シルル紀
オルドビス紀の地層の上に重なる地層をもとに設定された地質時代で、ウェールズ地方にローマ時代にすんでいた民族の名前からその名がつきました。
北ヨーロッパでは、ゴトランド島に分布する地層をもとにゴトランド紀とも呼ばれます。魚類や陸上植物が最初にあらわれた時代です。
■主な展示
- シルル紀の古地理
床板サンゴや四射サンゴが陸のまわりをふちじり、海には三葉虫やウミユリ、オウムガイ、さらには魚も現れて、陸上には最初の陸上植物プシロフィトンと呼ばれるシダ植物(ヒカゲノカズラ類)が上陸しました。
- 古生代のサンゴ
現在のサンゴ礁の主役は六射サンゴですが、古生代には四射サンゴや床板サンゴ(はちのすサンゴ、くさりサンゴ)、層孔虫などがサンゴ礁の主役でした。
[展示標本]
- くさりサンゴ Halysites gracilis
- はちのすサンゴ Favosites gotlandica
- ヘリオリテス Heliolities interstinctus
- ケトフィルム Ketophyllum incurvum
- ケイチョウフィルム Kueichopyullum yabei
- 四射サンゴ Siphidendron martine
- 四射サンゴ Hexagonaria sp.
- 腕足類
2枚の殻をもち、なにかに付着して生活する腕足類は、古生代にたいへん繁栄しました。しかし、古生代の終わりに大部分のものが絶滅して、それ以後はめだたない動物になりました。
[展示標本]
- Atypa reticularia
- Strophonelloides reversas
- Macro spirifer thedfordensis
- その他
[展示標本]
- 海サソリ Eurypterus macrolepidotus
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最終更新日:2001-11-12(月)
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東海大学社会教育センター
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