●都市の鳥

 都市にすむ鳥としてスズメ、ツバメ、カラスなどがいますが、最近ではそれ以外にも都市の中で繁殖するものが増えています。ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、シジュウカラのほかにコゲラやメジロも繁殖しています。その反面、ツバメやコシアカツバメは巣材の泥や枯れ草などが手にいれにくくなったため、だんだん町の中心部から姿を消すようになりました。冬になると、山からおりてきたり、冬鳥として北の国から渡ってきたものをくわえて都市の中では鳥の種類数も個体数も増えて、ウグイス、ジョウビタキ、アオジ、モズ、シロハラ、ツグミなど公園や社寺林や人家の庭先にまで訪れてきます。
・キジバト

 昔は山の鳥だったのですが、今では都市の街路樹などで、ほとんど年中繁殖します。
・ヒレンジャク

 静岡では春に、街中にも現れ、モチの木の実などを群れになって食べます。
・ムクドリ

 最近、特に街の中で増えてきた鳥で、夏から秋には街中の街路樹を大群でねぐらとします。

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※このページは1996年10月に実施された特別展『静岡県の自然』の一部です。
最終更新日:1996-11-15(金)
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