●湖沼・湿地の鳥

 静岡県内には例年5万〜10万羽のカモが越冬のために渡来し、その70〜80%細江湖など西部の湖沼に集中します。細江湖には、オカヨシガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ホシハジロなどが生息します。湖沼の周辺にはアシ原や水路、水田などの湿地にはサギ類、シギ・チドリ類、クイナ類、オオヨシキリなどの小鳥類が多く生息しています。しかし、最近では、護岸工事や乾田化でこれらの環境は急速に失われようとしています。
・ホシハジロ

 冬鳥として、日本で越冬します。大井川や富士川の火口や浜名湖などで見られます。潜水して、貝や水草などを食べます。
・コサギ

 留鳥で、沼や田んぼなどで、小魚や甲殻類を食べます。群れで繁殖します。
・バン

 沼地の葦原などに留鳥として生息し、くちばしの上の赤い額板が特徴です。

『静岡県の野鳥』へ戻る

※このページは1996年10月に実施された特別展『静岡県の自然』の一部です。
最終更新日:1996-11-15(金)
〒424 静岡県清水市三保 2389
     東海大学社会教育センター
        インターネット活用委員会