●山の鳥

 南アルプスの高山では、森林限界付近のダケカンバやトウヒの林にホシガラス、ウソ、メボソムシクイ、ルリビタキ、コマドリなどが多く、ハイマツ帯に入るとカヤクグリ、お花畑や砂礫地にかかるとビンズイ、イワヒバリ、アマツバメがいて、ライチョウも生息します。伊豆の天城山や富士山および南アルプス前衛の標高1,000m前後のブナ林にはアカゲラ、オオアカゲラ、マミジロ、アカハラ、トラツグミ、オオルリ、キビタキ、エゾムシクイ、コガラ、ヒガラ、コジュウカラ、カケスなどの森林性の野鳥の大半が生息しています。
・ホシガラス

 ライチョウとならんで、高山にすむ鳥の代表。ハイマツの実や虫などを食べます。
・キビタキ

 夏鳥として、5月ごろ低山の森に渡来し繁殖します。小さな虫が主食です。
・ウソ

 フィー、フィーと口笛のような声で鳴きます。オスの頬は赤く、メスは灰色です。

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※このページは1996年10月に実施された特別展『静岡県の自然』の一部です。
最終更新日:1996-11-15(金)
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