■ 感覚コーナー:耳のしくみ

 外からの音は、空気の振動(粗密波)として伝わってきます。この空気の振動が外耳道を通って鼓膜に当たり、鼓膜を振動させます。鼓膜の動き(振動)は中耳の耳小骨(つち骨・きぬた骨・あぶみ骨)によって、拡大されて内耳の壁(蝸牛の前庭窓)に伝えられます。
 内耳の中(蝸牛管)にはリンパ・聴砂があり、 壁の動きはリンパや聴砂によって蝸牛管の奥にある有毛細胞(聴細胞)に伝わり、これを刺激します。聴細胞はこの刺激を信号に変え、聴神経を通して大脳の聴覚野(側頭葉)へ送り、そこで音として知覚するのです。

 音の高低は振動数の多少によるのですが、その周波数により刺激を受け取る場所が異なり、高い音は前庭窓に近い場所の、低い音ほど奥のほうの聴細胞を刺激します。
 

■ 主な展示

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 人体科学博物館は2000年10月30日をもって閉館いたしました。

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最終更新日:2000-10-30(月)
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