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学べること

豊かな海の環境を守りながら人類の役に立つために使うことを学び、ものつくりの立場から船、機械、ロボットなどの技術を学習できる学科です。

私たちの生活に必要な食料・エネルギーなどの大部分は、船を使って運んでいます。海外との貿易、運搬に、一度に大量の荷物を省エネルギーで運べるのは船のみであり、これからも必要とされるでしょう。
海洋機械工学専攻では、社会生活を支える輸送システムと持続可能な社会の発展に必要なロボットや機械システムを「ものつくり」を通して学び、社会を支える人材を育成します。


カリキュラム

海洋機械工学専攻では、船やロボットなどを利用して海の環境を守り、海洋の資源エネルギーの利用を通して 社会を発展させる「ものつくり」の技術者を目指すための学習プログラムを用意しています。 本専攻は基礎教育を重視し、低次セメスターでは、海を総合的に理解し、自然を科学的に学ぶ 基礎を身につける科目や海洋機械工学を理解し、工学を学ぶ基礎を身につける科目を履修します。 また、高次セメスターでは、機械ロボット工学系と船舶海洋・資源エネルギー工学系の科目や 総合科目を履修し、卒業研究等を通してより高度な専門性を身につけるカリキュラムとなっています。

2017年度以前のカリキュラム

2018年度以降のカリキュラム

主な専門科目

機械力学
機械設計技術者に必要な基礎知識を習得する
さまざまな機械を設計し、動かすことに携わるエンジニアとして、機械力学は重要な学問分野です。 この講義では、まず機械力学に関係する運動や力の一般的な事項に触れ、次に回転機械、往復機械などを取り上げ、理論について説明します。 また、機械材料の振動現象についても理解してもらうため、基本的な理論の解説も行います。 授業中には演習問題を解くことで機械力学の基礎の理解を図ります。
ロボット工学
ロボットを工学的な立場から解析し、制御技術を学ぶ
現在は、色々な作業をロボットに任せることにより、高速・高精度に行うことができます。 そしてロボットの利用範囲は年々広がってきています。 この講義では、ロボットを制御工学的な面から捉え、ロボットの制御、センサー技術、知能化技術の基礎を学習します。 また、最新のロボット開発状況についてもビデオなどで学びます。
船体運動学
波浪中における船体運動の基礎を学ぶ
この講義では、水の上に浮いている物の動きを知ることを目標にしています。 浮いている船は波から力を受け揺れます。どのように揺れるかは船の形や波により変化します。 また、船は港を出て、再び港にたどり着くために操縦する必要があります。 直進しやすい船と曲がりやすい船があり、これらの事を調べるには、船に働く力を理解する必要があります。
海洋資源・エネルギー工学1・2
海洋の資源・エネルギーを有効利用する技術を学ぶ
海洋には、石油・天然ガス、メタンハイドレートや海底熱水鉱床、レアアース堆積物などのさまざまな海底鉱物・エネルギー資源が眠っています。 また風力、波力などの莫大な再生可能エネルギーもあります。「海洋資源・エネルギー工学1・2」では、海底鉱物・エネルギー資源や再生可能 エネルギーについて学ぶとともに、それらを有効利用するために必要な工学ならびに技術の修得を目指します。