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海洋スポーツ総合特定プログラム

海洋スポーツ総合特定プログラム/海洋スポーツ副専攻

海洋スポーツ総合特定プログラムは、海洋スポーツの振興を担うリーダーの養成を目指します。海洋スポーツ(カヌー、ダイビングなど)に関する講義と実践を通して、活動領域の安全管理や環境保全、普及活動のための企画、運営などを学んでいきます。

【学科の学びと関連】
例1:環境社会学科で環境教育の基礎を学び、環境保全と連動した海洋スポーツを広める。
例2:航海工学科海洋機械工学専攻でソーラーボートを製作し、海洋スポーツとしての普及を図る。


カリキュラム-3本の柱-

海洋スポーツ総合特定プログラムでは、「海を知る」、「海洋スポーツの理論と実習」、「海洋スポーツ政策」の3つの分野から“海を安全に楽しむ”ことを学んでいきます。

海を知る
気象や海象、沿岸の地形、水域環境と生態など、海洋スポーツを行ううえで必要な基礎知識を身につけます。
・海洋スポーツのための気象・海象学*
・沿岸域の地形と海象学*
・水域環境・生態学*
・海洋スポーツと安全管理*
・気象・海象・水域環境実習*
*印は「副専攻」科目にもなります。)

海洋スポーツ研究ゼミナール
海洋スポーツの理論と実習
理論を学び、実習を通して指導力を養成します。
・海洋スポーツ概論*
・海洋スポーツクラフト論*
・海洋スポーツクラフト実習*
・海洋スポーツ実習A~D*
・海外海洋スポーツ実習*
・応急処置法*
・海洋スポーツ指導法*
・海洋スポーツ指導演習A~D
・海外海洋スポーツ演習
*印は「副専攻」科目にもなります。)

海洋スポーツ研究ゼミナール
海洋スポーツ政策
海洋スポーツを振興するための法律や政策について専門的に学習します。
・海洋スポーツ施設論*
・海洋スポーツイベント論*
・海洋スポーツの法規と政策*
・海洋スポーツイベント実習*
*印は「副専攻」科目にもなります。)

海洋スポーツ研究ゼミナール

主な授業科目

海洋スポーツ実習
海洋スポーツ実習は様々な海洋スポーツを通して海洋や海岸をより理解するための実習です。 刻一刻と変化する海洋では、気象や海象とともに変化する海のなかで、生きた実践を積む事で得れる事の出来る事実が沢山あります。 現場での経験を積む事で、多くの力を身に付けて将来の夢を実現するための実習です。
 

海洋スポーツ指導法
海洋スポーツにおいて大切なのは、安全の確保、大自然の理解、正しい情報の伝達、コミュニケーションなど多くの内容がふくまれます。 指導する立場から、多くの視点を養い、大自然の中でどのような方法で、正しい情報を伝えなければならないかを学びます。 また、日本の海岸線をテーマに、多彩な自然環境のなかでの指導法を身に付けます。

海洋スポーツクラフト論
海洋スポーツにおいて使用される機材は、スポーツの特性から多種多彩です。 スポーツの特性を理解し、より良い機材を理解する事が海での活動の安全を確保し、管理できる要素に繋がります。 また、機材の製作にあたりどのような能力を養う事が大切なのかを考えます。 また、機材開発に大切な製作環境などを理解し、使用材料、使用機材を理解し、実習につながる能力を養います。

海洋スポーツクラフト実習
海洋スポーツクラフト論で身に付けた能力を実際に製作に移し、製作材料の調達、製作物に使用するための機材の使用方法を実習し、製作テーマを絞り込み初歩からの製作に着手します。 製作された、製作物を実際に使用し、開発力に結びつけることを目標にします。 更に製作物の完成度をアップするための能力を養います。

海洋スポーツのための気象・海象学
海洋スポーツを安全に行うためには、気象や海象の変化を的確に予測して行動することが必要です。 特にアジア大陸と太平洋の間に位置する日本列島周辺は、気象の変化やそれに伴う海象の変化の激しい海域です。 この科目では、風などの気象現象や、それに伴う波や流れなどの海象現象の基礎的な知識について学ぶことができます。


海洋スポーツ概論
各専門分野の先生4名によるオムニバス授業です。 ダイビングの授業は、歴史、器材の変遷、用途などをプロフェッショナルとレジャーに分類して授業します。 また、卒業後の進路に役立つ情報や必要な資格に関する説明なども加えて、ダイビングの総合的な重要性を伝えます。

海洋スポーツ実習D
夏期集中授業として開催される授業です。 初心者の実習と経験者の実習に分けて開催します。 初心者は、ダイビングに関する基礎知識や基礎訓練、技術の取得を目指します。 経験者は、カウンセリングをして、必要あるいは欠落している知識や技術を習得し、より高いレベルでのダイビングスキルを身につけます。

応急処置法
海洋スポーツに限らず、日常生活においても「応急手当」は必要な知識、技術です。 一般的な知識から、専門性の高い知識、技術に至るまで、あらゆる場面を想定したシナリオトレーニングでシミュレーションをして、心肺蘇生法やAEDの使用方法の実習を行います。 学生同士や家族にとって、良きバイスタンダーになるための授業を行ないます。

海洋スポーツ指導演習B
今日我が国では、多くの海洋スポーツが導入され、男女を問わず、各ライフステージに応じて親しまれており、またその活動スタイルは多様化(競技志向、環境達成志向等)しています。 このようなことから海洋スポーツ指導演習Bでは、セーリングスポーツを題材にその活動スタイルの特徴を理解し、それに応じた指導方法の修得を目指します。