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海事ビジネス経営特定プログラム

海事ビジネス経営特定プログラム/海事ビジネス副専攻

海事ビジネス経営特定プログラムは、国際ビジネスや経済・経営を学ぶ文科系のコースです。
将来は、海運、物流、流通、メーカーなどの分野で活躍する国際型ビジネス人や、社会人基礎力を身につけて一般企業で即戦力として活躍する人材を養成します。

【学科の学びと関連】
例1:海洋文明学科で歴史・文化の教養を身につけ、ビジネスのスキルを学び就職に備える。
例2:水産学科で増殖や食品の基礎を身につけ、水産流通や貿易の知識を学ぶ。


カリキュラム-3本の柱-

海事ビジネス経営特定プログラムでは、「経済・経営一般」、「経営システム」、「海事ビジネス経営」の3つの分野から“経済・経営、物流”を学んでいきます。

経済・経営一般
経済学や経営学の知識を身につけ、どのような企業でも役に立つ社会人基礎力を養います。
・ 経営学基礎*
・ 国際経済論*
・ 経済学基礎*
・ ビジネス英語*
・ 財務会計基礎*
・流通マーケティング論*
・企業財務論*
・ベンチャービジネス論
*印は「副専攻」科目にもなります。)

海事ビジネス経営ゼミナール
経営システム
コンピュータを使って情報を処理したり、経営判断に役立つ分析をする能力を身につけます。
・経営情報論*
・調査データ分析論
*印は「副専攻」科目にもなります。)

海事ビジネス経営ゼミナール
海事ビジネス経営
総合物流、海運、空運、陸運、鉄道などの輸送、港湾、貿易などについて専門的知識を身につけます。
・ロジスティクス論基礎*
・ ロジスティクス論
・ ロジスティクス特論
・サプライチェーンマネジメント論
・ 経営戦略論
・ 通関実務論基礎*
・ 海運論*
・ 海事ビジネス論*
・ 航空貨物輸送論*
・ 港湾経営論*
・ 貿易実務論*
・ 経営ゼミナール1~2
・ 港湾都市論
*印は「副専攻」科目にもなります。)

海事ビジネス経営ゼミナール

主な授業科目

海運論
海運論はわが国の貿易のほとんどを担う海上輸送の経済・経営的意味を考察する学問です。 外航海運は大きく分けて、定期船(主にコンテナ輸送)、不定期船(バラ積み貨物)、タンカー(主に石油)および自動車専用船の分野があります。 また、国内間の輸送に従事する内航と国際輸送を行う外航に分けられます。 これらについて、各々の特色、世界の市場の成り立ち、市場参加者など基本的な知識を身につけます。
 

サプライチェーンマネジメント論
サプライチェーンマネジメントとは、原料から素材が作られ、それで部品ができ製品になり、 その製品が流通経路を通って最終的に消費者に届くまでの物の流れと情報の伝達を、総合的にマネージしようという考えからできた経営手法です。
新しい経営学として今後の企業経営に重要な役割を果たすものなので、将来ビジネス界に入ろうとする学生には大きな武器となります。
  

港湾経営論
わが国は四方を海に囲まれているため、貿易を通じて国を豊かにしていく必要があります。 そのために重要な役割を果たすのが港です。 その港がどのような姿で、誰がどのように運営しているのかを正確に知ることは、日本の経済を理解するうえで大切なことです。 本授業では、港の種類と管理、民間の様々なサービス提供、海上貿易との関係、新たな役割などを学びます。
  

経営戦略論
民間企業に就職する以上、将来は会社を経営する立場に立ちたいという希望を持つことは自然です。 大学ではその基礎となる知識を身に付ける必要があります。 今や経営者の中にはきわめて若い年齢層の人も多々います。 本授業では企業がどのような戦略を立てて運営されているのかを学びます。 大きな夢を持って社会に出るための準備としてこの授業を役立ててほしいです。
  

貿易実務論
国際物流を構築する上で求められる必須知識が貿易実務です。 国際間でモノを輸送する、保管する際には必ず取引契約、輸出入通関、代金決済(外為)、貨物海上保険等の貿易実務の知識が必要となります。 そこで、本授業では、インコタームズ(貿易取引)、輸出入通関、船積み、外為、貨物海上保険、輸送等の貿易実務の基礎知識の習得とその面白さが理解できるように説明します。
    

経営学基礎
企業を経営する目的は、社会貢献をしながら、利益を上げて存続し続けることです。 そのためには、組織・人事管理、財務、経理、法務、マーケティング、ロジスティクス、生産管理の構築等、非常に幅広い知識が要求されていますが、 本授業では、その基本を具体的な事例を挙げながら、解り易く解説しています。
 

航空貨物輸送論
本授業では、はじめに目覚しい発達を遂げた航空貨物輸送の歴史や航空貨物輸送産業、航空貨物輸送の現状について説明します。 次に航空輸送による輸出入貨物の流れについておさえたうえで、航空運送状、運賃、特殊貨物、賠償責任、貨物保険・荷主保険等の運送取扱の実態について解説します。 本授業の目標は、以上の授業を通じて、航空貨物輸送に関する基礎的な知識を習得することです。


国際経済論
経済を初めて学ぶ学生を対象とした授業です。 本授業では、はじめに基礎的な経済指標を学び、次に国際取引の手段である外国為替の仕組みについて学習し、その上で、 現在では一体となってダイナミックに躍動する国際経済の動向や、グローバル企業の国際的な活動について分析し考察します。 本授業の目標は、経済を見る目を養い、考える力を養い、世界における我が国を見つめ直す力を身に付けることを目指しています。

企業財務論
「企業財務論」では、企業で扱うお金の話を学習します。 企業では、事業で得た売上金から原材料代、販売管理費、給与、物流費、広告費などを払い、一方で将来のために工場を建設したり、機器を購入します。 このような資金繰りを中心に学ぶことによって、どんな企業に就職しても、経営の重要な要素である財務の考え方を習得できます。

港湾都市論
港湾都市を『物流拠点』、『生活拠点』および『港町の賑わい』という三つの視点から捉え、将来の港湾都市のあり方について官民両者の関与の仕方を考察します。 これにより、地域住民との協働による港湾都市づくりの考え方を学びます。 海洋学部のある清水地区は、古くから港湾都市として栄えてきました。 この科目を通して港湾都市計画の重要性および地域との連携のあり方を考察します。

ベンチャービジネス論
近年、日本の産業構造が大きく変化してきている中、新たなビジネスモデルを考え、それを事業化していくことが重要です。
海事ビジネス分野においても、海洋資源開発関係等多くのビジネス機会が出現するものと思われますので、将来のキャリア形成に役立つ科目となります。

ロジスティクス論
近年物流の発展形であるロジスティクスが経営戦略の一環として注目されています。 ロジスティクスとは、原材料の調達、生産、販売、物流に至る一連の行為をいかに全体最適化を図るかが重要な課題となっていますが、このロジスティクスを学ぶことは物流の仕組みを学ぶ上で、重要な鍵となります。