水産海洋地域研究集会
第6回 駿河湾・伊豆海嶺地域研究集会 −駿河湾の水産資源と環境の近況−
2014年2月17日


シンポジウム ,PDF版プログラム ,PDF版ポスター(自由に貼ってください)
駿河湾・伊豆海嶺地域研究集会 −駿河湾の水産資源と環境の近況−

水産海洋地域研究集会
第 6 回 駿河湾・伊豆海嶺地域研究集会 −駿河湾の水産資源と環境の近況−

共 催:水産海洋学会,東海大学海洋学部・海洋研究所
日 時:2014 年 2 月 17 日(月) 10:30〜16:30
場 所:東海大学海洋学部 8 号館 2 階 8205 教室(静岡市清水区折戸 3-20-1)
コンビーナー:萩原直樹(東海大海洋),杉本隆成(東海大文明研),植原量行(東海大海洋)

挨 拶:和田時夫(水産海洋学会長) 10:30~10:35
千賀康弘(東海大海洋学部長) 10:35~10:40
挨拶・趣旨説明:杉本隆成(東海大文明研) 10:40~10:50


話題提供:
1.駿河湾の急潮 と海水交換 座長:轡田邦夫(東海大海洋)

1-1 駿河湾の急潮への黒潮および気象変動の影響 10:50~11:20
勝間田高明・久保田雅久(東海大海洋)
1-2 駿河湾奥の海況変動と海水交換 11:20~11:50
仁木将人・勝間田高明(東海大海洋)・杉本隆成(東海大文明研)
小討論 11:50~12:10

2.低次生産と水産資源の変動 座長:松浦弘行・澤本彰三(東海大海洋)

2-1 植物プランクトン群集とくに円石藻類の変動への環境の影響 13:00~13:30
萩原直樹・千賀康弘(東海大海洋)
2-2 駿河湾内外のシラスの漁獲量変動への環境の影響 13:30~14:00
長谷川雅俊(静岡水技研)
2-3 サクラエビの再生産変動への環境の影響 14:00~14:30
杉本隆成(東海大文明研)・仁木将人(東海大海洋)
小討論 14:30~15:00

3.総合討論 座長:植原量行(東海大海洋)・松村皐月(元中央水研) 15:20~16:20

4.閉会の挨拶 久保田雅久(東海大学海洋研究所長) 16:20~16:30


開催趣旨
東大大気海洋研究所で「駿河湾・相模湾の生態系に対する気象と黒潮変動の影響」に関する研究集会の開催後約6年が経つが、その間の黒潮流路は遠州灘と伊豆半島の沖合で離岸傾向を示し、親潮第1分枝が南下傾向を示した。そうした外力下における駿河湾内外の海況変動と低次生産環境の特徴を理解することが、主なねらいである。その間には、清水・土肥間を航走する駿河湾フェリーにADCP を搭載して流況の東西断面を日単位で測定し、エンジン冷却水を用いて水質および円石藻類を含む植物プランクトン群集の動態を隔週単位でモニタリングしてきているので、それらを含む新しい観測資料を周辺の関連情報とも突き合せつつ考察し、最近の特徴を明示できればと考えている。
なお、将来更なる地球温暖化が予想されている中で、日本近海の風系・海流系と上層の水温・塩分・密度成層等の変化が、日本近海と沿岸域の海況および生態系に及ぼす影響を予測し、水産資源管理のための方策に資することへの要請も強まっている。総合討論では、駿河湾と周辺海域を対象にして、そのための水産海洋研究の諸課題と方法・戦略についても具体的に検討したいと考えている。(杉本)


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