博物館は移動しました。このページは過去の展示記録なので、実際には見学できません。

■貝のすみかと生態

 みなさんは生きている貝をどこで見かけますか。岩磯や砂浜、または陸の上でも貝を見かけることがあります。貝は、それぞれその生態にあった場所を見つけ、そこでくらしています。

●岩磯の貝 (展示リスト)

 潮の干満によって水没したり露出したりする岩磯の潮間帯では、露出する時間の長さによって温度や湿度に著しいちがいがあります。潮間帯にすむ生物はそれに耐える力の差によって付着する場所の範囲が異なり、全体として帯状に分布します。

●砂浜の貝 (展示リスト)

 干潟は平でカニが走りまわっていますが、貝の多くは砂泥の中にもぐっています。潮が満ちるとアサリやハマグリは入水管を出して水を吸い込み餌をとります。ベニガイやサクラガイの入水管は長くて、それで砂泥をなでて餌を吸い取ります。マテガイやアゲマキガイは深い穴を掘ってその中にすみます。しかし、ナマノコガイやフジノハナガイは波にのって満潮では高い方へ、干潮で低い方へせわしなく移動しつつ砂にもぐって餌をとります。

●サンゴ礁の貝 (展示リスト)

 熱帯の海では造礁サンゴ類の群体を中心にサンゴ礁が島のまわりにできています。サンゴ礁には世界最大の二枚貝シャコガイ類や世界最大の巻貝アラフラオオニシやホラガイ、トリカムリガイなどをはじめ、タカラガイ、イモガイ、クモガイなどの色や形の美しい貝がたくさんすんでいます。また、ホラガイとトウカムリガイはサンゴを食べるオニヒトデを捕らえてたべます。


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最終更新日:2001-11-12(月)
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