■石炭紀
イングランドやウェールズに分布する石炭の地層をふくむ地層をもとに設定された地質時代で、石炭のもとになったシダ植物や昆虫、両生類がさかえた時代です。
石炭の地層の下には石灰岩層があって、フズリナなどの化石も見られます。
■主な展示
- シダの大森林
石炭紀には石炭のもととなったシダ植物の大森林が陸上にできました。ろぼく(トクサ類)、りんぼくとふういんぼく(ともにヒカゲノカズラ類)などは幹の直径が1m以上、高さが20〜30mにもなりました。
現在のヒカゲノカズラ類は高さ10cmほどで、このような植物が大木になって大森林をつくっていたということから、石炭紀には高温多湿の気候で、空気中に水蒸気と炭酸ガスが多かったと考えられています。
[展示標本]
- ろぼく(カラミテス) Calamites suckowi
- コルダイテス Cordaites princioalis
- ふういんぼく(封印木)Sigillaria cf. elegans
- りんぼく(鱗木) Lepidodendron aculeatum
- 葉の化石
- アンニュラリア(ロボクの葉) Annularia radiata
- イムパリプテルス Imparipterus decipiens
- ペコプテリス Pecopteris niltoni
- ペコプテリス Pecopteris cyathea
- ゴニアタイテス Goniatites choctawensis
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最終更新日:2001-11-12(月)
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東海大学社会教育センター
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