●西部地方

西部地方での蝶の分布

●南遠地方の小笠山
 ここには照葉樹林が残されていて、アサギマダラの越冬地となっています。天竜川の堤防にはところによりシルビアシジミやウラナミジャノメなどが発生しています。
●西遠地方の湿地
 カヤツリグサ科の植物や食虫植物の多い湿地には、ヒメヒカゲが分布し、これは静岡県ではこの地方にだけ分布しています。また蛇紋岩地帯にはギフチョウやウラキンシジミなどが見られます。
●水窪町を中心とする北遠地方
 静岡県全体から見るとここのチョウは特殊で、ベニモンカラスシジミなど、この地方以外からは発見されないチョウ類が分布しているほか、トチノキを食樹とするスギタニルリシジミも多くみられます。

  
[ヒメヒカゲ|アサギマダラ|ベニモンカラスシジミ]

『静岡県の蝶』へ戻る

※このページは1996年10月に実施された特別展『静岡県の自然』の一部です。
最終更新日:1996-11-15(金)
〒424 静岡県清水市三保 2389
     東海大学社会教育センター
        インターネット活用委員会