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■中生代の気候と植物(パネル)

 三畳紀とジュラ紀には裸子植物が繁茂し、白亜紀には被子植物が現れました。三畳紀には、特に湿気を好む裸子植物のシダやトクサが湿った水辺に繁茂していました。
 ジュラ紀は、浅い海が世界の多くの地域に広がった時代で、またソテツの時代とよばれ、これらの植物が針葉樹ゆシダなどとともに繁茂していました。白亜紀も北アメリカやヨーロッパなどでは浅い海が広がった時代で、被子植物が繁茂しはじめるものの、暖かい気候はつづいていました。
 それでは、いつから現在のように寒くなったかというと、今から 500万年前の南極大陸にはまだ樹木の化石が知られていることから、少なくも今から数1000万前には、南極に厚い氷床があったとは考えられず、数100万年前以降ということになります。また、 6,500万年も前の白亜紀の終われ頃に現在の高緯度地方には恐竜が住んでいたり、サンゴ礁などがあったことは、化石からわかっています。現在のような気候帯ができたのは、地球の歴史からみるとごく最近のことです。


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最終更新日:2001-11-12(月)
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