標本解説 トリケラトプス

学 名: Triceratops elatus

分 類:爬虫綱 主竜亜綱 鳥盤目
時 代:中生代白亜紀後期
産 地:モンタナ州、アメリカ
部 位:全身骨格

複製標本
原標本:ロサンゼルス郡自然史博物館

【解説】
 「3本のツノのある顔」という名前のついたトリケラトプスは、角竜(つのりゅう)の中でも最後の、そしてもっとも大きな恐竜です。体長が7m、体重は5トンで、体長の4分の1はがっしりとした頭がしめています。頭には短くてかたいえりかざりと3本の角がついています。トリケラトプスは攻撃されないかぎり、おとなしい植物食の恐竜で、群れをなして生活していたと考えられています。
 現在、トリケラトプスは一属一種になっていて、すなわちすべてがTriceratops elatusとされています。当館にはニューヨークのアメリカ自然史博物館も頭顎骨とロサンゼルス郡自然史博物館の全身骨格の複製標本があるので、ぜひ比較してみてください。
 この標本はアメリカのロサンゼルス郡自然史博物館の実物標本をもとに複製を組み立てたもので、ロサンゼルス郡自然史博物館では頭顎骨は展示しているものの全身骨格は展示していません。この標本は、組み立てられたトリケラトプスの全身骨格のうちでも最大のものです。
恐竜角竜類


【関連標本】
 ・トリケラトプスの頭顎骨

【印刷物掲載】
 ・『ふれあいBOX』1995年9月号:本家にもない全身骨格のトリケラトプス

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最終更新日:1996-05-21(火)
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