【解説】
中生代に海にすんでいたトカゲの仲間で、大きいもので全長が10mもあり、体は長く、脊椎骨と尾は太くて重々しく、手足はひれになっています。おそらく、長くて強い尾で海の中をすばやく泳いで、魚などの獲物を食べていたと思われます。頭は大きく、あごは強く、目は大きく、あごには円錐形の大きな歯がいくつも並んでいます。この動物はもちろん肉食で、そのころの海の中でもっともの獰猛な生き物だったと考えられます。
【印刷物掲載】
・『ふれあいBOX』1995年10月号:マーストリヒトの怪物 海の大トカゲ モササウルス