標本解説 モンゴリテリウム

学 名: Mongolotherium efremokii

分 類:哺乳綱 恐角目
時 代:新生代第三紀始新世前期(5,500万年〜5,000万年前)
産 地:ゴビ砂漠、モンゴル
部 位:頭骨

複製標本
原標本:ロシア科学アカデミー

【解説】
 恐角目はアジアと北アメリカにすんでいて、始新世後期まで絶滅した有蹄類です。前頭と鼻、上あごにそれぞれ一対の角をもっていました。モンゴリテリウムは、もっとも原始的な恐角目の仲間で、クマぐらいの大きさで、胴は長く足は短く、湿った森林や、湖や沼のまわりにすみ、やわらかい植物を食べていました。


【印刷物掲載】
 ・『ふれあいBOX』1996年7-8月号:新生代の仲間たち 角のない恐角類 モンゴリテリウム

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最終更新日:1997-04-05(土)
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