標本解説 ヒッパリオン

学 名:Hipparion moldavicum

分 類:哺乳綱 奇蹄目
時 代:新生代第三紀中新世後期〜鮮新世(約1,000万年〜180万年前)
産 地:モルダビア、ルーマニア
部 位:頭骨

複製標本
原標本:ロシア科学アカデミー

【解説】
 今のウマの祖先に近い動物で、現在のウマは1本の指しかありませんが、ヒッパリオンは、3本の指をもっていました。3本の指をもっていることで、湿地でも乾いたところでも早く走ることができました。鮮新世の時代に草原にすんでいて、大変繁栄し、ユーラシア、アフリカ、北アメリカで発見されています。


【印刷物掲載】
 ・『ふれあいBOX』1996年5月号:新生代の仲間たち 速く走るためのスタイルを持った ヒッパリオン

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最終更新日:1997-04-06(日)
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