■『海のはくぶつかん』1996年9月号

ホームページの開設

 石橋 忠信 

 皆さんはホームページという言葉を聞いたことがありますか。今や毎日のように耳にしますが、実は私たちの博物館でもホームページを作成し、今年の5月中旬から試験的に公開しています。ここでは、私たちがホームページを作成した理由と、内容について簡単にご紹介していきます。
ホームページ画像

 ホームページそのものについては、いろいろなところで解説されていますからここでは省略しますが、その特徴というと、世界中のどこからでも、すぐ情報が得られるということになると思います。そして、情報を送る側から言うと、この「海のはくぶつかん」と同じく情報を送るための手段の一つで、新しい情報をすぐに提供できることが一番の特徴だと考えられます。
 たとえば珍しい魚が取れた時に、ホームページからすぐに情報を送り出すこともできます。ただ、そういう作業をするための準備が必要になりますから、今すぐに、というわけにはいきませんが、将来的にはそのような使い方もしていきたいと思っています。そのための一番最初の段階として、ホームページで見る博物館を作ろうということになりました。今まで私たちの博物館を訪れることができなかった方たちにも、海に関する情報や展示物のようすなどが見ていただけるように、写真と解説でご紹介しています。また、個々の展示物の解説もある程度まで載せてみました。
分岐用ページ画像

 中でも海洋科学博物館では、特徴的なページとして、今までに飼育した生物の解説が写真とともに現れるといった、簡単な生物図鑑のようなページを作ってあります。これと同じようにメカニマルも図鑑風にご紹介しています。現状では、生物の名前を選んで表示することしかできませんが、将来的には形や色といった、特徴からの検索も可能にしたいと考えています。
データページ画像
 また、姉妹館である人体科学博物館や自然史博物館、上部組織にあたる社会教育センターのホームページも同時に公開されています。
 また、この「海のはくぶつかん」も発行されるたびに登録されて行きますので、皆さんの中でインターネットが使える方は一度アクセスしてごらんになってください。


『海のはくぶつかん』Vol.26, No.5, p.6 (所属・肩書は発行当時のもの)
  いしばし ただのぶ:学芸文化室博物課

最終更新日:1996-10-12(土)
〒424 静岡県清水市三保 2389
     東海大学社会教育センター
        インターネット活用委員会