■『海のはくぶつかん』1995年7月号
メクアリウム改修進行中(あれこれ)
石橋 忠信
本誌の2〜3ページでちょっとお話ししましたが、当館の2階にあるメクアリウム(機械水族館)が全面的に改修されることになり、今日も作業が行われています。
これまでのメクアリウムは、皆さんに深海をイメージしてもらうため、濃い青を中心にした比較的暗い展示場でした。
ところが、隣のマリンサイエンスホールを改修した時に展示場を明るくしたため、メクアリウムとのバランスが崩れてちょっと入りにくい雰囲気ができてしまっていました。
今回の改修では、今までのイメージを一新した展示場で、新しいメカニマル(機械生物)をデビューさせる目的もありますが、博物館での解説方法を見直して、今までとは違う解説ができないだろうかと考えています。また、博物館を積極的に利用して楽しんでいただけるように、いろいろな行事も計画しています。
その一つが『名称募集』です。今回新しくデビューするメカニマルは2種類を予定していますが、まだ名前がありません。いろいろ考えて、泳ぐメカニマルの方は何とか決めたのですが、もう一つがなかなか決まらず、それなら募集して決めてもらおう、ということになりました。皆さんが考えてくれた名前で解説をしますから、「あの名前は僕が付けたんだよ」と自慢できる人が誕生することになりますね。どんな名前になるか、皆さんからの応募を楽しみにしています。
『海のはくぶつかん』Vol.25, No.4, p.7(下) (所属・肩書は発行当時のもの)
いしばし ただのぶ:学芸文化室博物課
最終更新日:1996-09-07(土)
〒424 静岡県清水市三保 2389
東海大学社会教育センター
インターネット活用委員会