■『海のはくぶつかん』1994年11月号

今年の夏の行事

宇佐美 由美子 

 皆さんはこの夏、何をして過ごされましたか?色々と計画し、沢山の思い出を作られた事と思います。当博物館では今年の夏、以下の4つの行事が開催されました。

1. 第23回サマースクール(小学校5年生コース)
テーマ:「もっと魚を知ろう」
実施日:1994年8月2〜3日(2日間)
場所:東海大学海洋科学博物館
参加人員:69名
2. 第22回サマースクール(小学校6年生コース)
テーマ:「三保の海をしらべる」
実施日:1994年8月5〜6日(2日間)
場所:東海大学海洋科学博物館
参加人員:55名
3. 第3回海と魚の探究セミナー(成人)
テーマ:「魚の不思議をみる」
実施日:1994年8月11〜13日(3日間)
場所:東海大学海洋科学博物館
参加人員:35名
4. ふれてみよう三保の海の生きものたち

プールの写真写真1

 ここでは3年ぶりに登場した「ふれてみよう三保の海の生きものたち」について簡単に概況をお話ししたいと思います。この行事は当館裏側の広場にて、7月20日から9月4日の47日間開催されました。主役はなんと言っても、子供たちが水の中に入り、海の生きものに触れ楽しむためのプール(直径10m・深さ25cm)です(写真1)。その他プールに隣接して、ゴンズイ、ラッパウニなど触れると危険な海の生きものを展示した水槽(60×50×50cm・容量150L)が2個設けられました。プールには三保半島周辺に住むキュウセン・ネンブツダイ・カワハギなどの小型魚やムラサキウニ・イトマキヒトデなど、多種類の生きものを収容しました。
 好奇心旺盛な子供たちは、プールを見つけるなり駆け寄って来るのですが、プールに入っていいのかどうかとまどい、周りから見ているだけの子供も時折見受けられました。しかし、そんな子供たちも次第に周囲の雰囲気に解け込み、プールに足を踏み入れる様になります。
 プールの中に、どんな魚が泳いでいるのか覗き込む子供。岩をどかしたり、持ち上げたりして貝やカニを見つける子供。息をひそめて魚に近寄る子供がいれば、その付近では一生懸命魚と追いかけっこをして、びしょびしょになる子供もいます。中には捕まえた生き物を母親に見せたり、弟や妹、友達に渡すなどして、口はどこかな?目はどこかな?と、自分たちが満足のいくまで観察している子供もいます(写真2)。

ウニを観察する子供写真2

 私たちは、子供たちがプールの中で楽しく過ごしている姿を目にした時には、大変嬉しく、今までの苦労も報われる思いでいっぱいでした。
 来年もこの行事を行う予定ですが、今年よりも更に充実した「ふれてみよう・・・」をと、考えています。


『海のはくぶつかん』Vol.24, No.6, p.6 (所属・肩書は発行当時のもの)
  うさみ ゆみこ:学芸文化室水族課

最終更新日:1996-09-03(火)
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     東海大学社会教育センター
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