■『海のはくぶつかん』1994年7月号

再開する夏の特別展(あれこれ)

 舟尾 隆 

写真  当館の色々な理由で3年間休んでいた「ふれてみよう三保の海のいきものたち」を再開することにしました。
 期間は夏休み中、場所は当館の裏の広場、直径10m深さ約25cmの円形水槽に、夏は海水浴場となる当館の所在地、清水市三保半島周辺の海岸で普通に見られる色々な生きものたちを展示し、生きものたちの名前、体の部分の呼び方やその動き方、その役割など、わたしたちのすぐ近くの海にすんでいる生きものたちへの理解をふかめてもらえるようにしたいと考えています。もちろん希望者には水槽の中に入って、実際に生きものたちを手にもって、観察してもらう予定です。
 ところが、今まではどのようなところを観察すればよいのかわからないために、ただ生きものたちを捕まえるだけで終っていたところがありました。
 そこで、今年は担当員をおき、観察の手助けをする色々なアドバイスをしたり、簡単な実験をおこなったりして、生きものたちをよりよく知ることを目標としています。
 現在、特別展担当者はあと一ヵ月ちょっとになったオープンに間に合うように、毎日カレンダーを見ながら色々な計画をカレンダーに書き込んでいます。


『海のはくぶつかん』Vol.24, No.4, p.7(下) (所属・肩書は発行当時のもの)
  ふなお たかし:学芸文化室水族課

最終更新日:1996-10-12(土)
〒424 静岡県清水市三保 2389
     東海大学社会教育センター
        インターネット活用委員会