■『海のはくぶつかん』1993年9月号

信州博覧会(あれこれ)

 佐藤 猛 

写真  7月17日から9月26日まで、長野県松本市で「信州博覧会」が開催されています。この博覧会は、”豊かな心の交遊と創造”をテーマとして、人間・自然・地球にやさしい環境をつくろうということで開催されました。来年、新しく生まれ変わる松本空港に隣接したところにあり、信州では明治以来の大規模な博覧会となっています。
 当館では主催者側より協力要請を受けて、博覧会場の中にある「信州テクノランド館」にヒトデフミアシなど、メカニマル3種4点を出展しました。
 信州テクノランド館は、テクノゾーンと呼ばれ、地元企業の出展が占める前半と、後半のロボットゾーンに分けられています。ロボットゾーンは博覧会のマスコットとなっている自走型ロボット「アルピーロボちゃん」がメインとなっており、その他に盲導犬ロボットや防災・海洋ロボットなどが展示されています。その中で、メカニマルはロボットの原点とした位置づけで導入部分に展示されています。見学者が自分で操作するものが少ない会場の中では、人気の一つとなっています。
 博覧会には24のパビリオンとプレイランドがあり、その他にも数多くの施設があります。なかでも、会場の中心部に当たるところには地球をシンボル化したグローバルドームがあり、直径110メートル、高さ40.5メートルという大きさは、国産の木材を用いた建物としては日本一ということです


『海のはくぶつかん』Vol.23, No.5, p.7(下) (所属・肩書は発行当時のもの)
  さとう たけし:学芸文化室博物課

最終更新日:1996-12-08(日)
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