当館が、2000年ミレニアムと開館30周年を記念して開催中の特別展「たまご〜生命のカプセル」に合わせて募集した、「みんなで描こう!2000年 海のたまごの夢コンクール」に、県内外及びアメリカで募集したものも含め、1700点余りの作品が寄せられました。その作品を一堂に紹介する作品展を開催しました(展示期間は2001年3月末まで)。
★みんなで描こう!2000年 海のたまごの夢コンクール このコンクールは、当館が用意した用紙の「たまご」をイメージした円内に、たまごの中で見る未来の海の夢を、自由に描いてもらうというものです。 集まった作品は、魚と仲良く共存する姿を表現したものや、海中での生活を楽しむもの、ゴミを食べてくれる魚が生まれたらと海の環境について真剣にとらえたものなど、どれも子供たちの未来に向けての行動や夢が伝わってくる力作ぞろいです。 この中から、館内のたまごプロジェクトの審査員によって、
現在展示されているのは、第一次締め切り分約1,500点で、その後応募された作品も随時展示していく予定でいます。 ★アメリカ・ロサンゼルス市立カブリロ海洋水族館交流作品も同時展示 アメリカでの作品の応募は、特別展「たまご〜生命のカプセル」で、グルニオンの卵を提供していただいているロサンゼルス市立カブリロ海洋水族館にお願いし、来館する子供たちに用紙を配布して描いてもらったものです。 このほど、5歳〜17歳の子供たちが描いてくれた76点の作品が集まりました。「アメリカ・ロサンゼルス市立カブリロ海洋水族館交流交換作品」と題して、当館で展示される日本の子供たちの作品といっしょに公開することにしました。 年長者のジュリアン・ションドゥさん(16歳)の絵は、太陽光が水中で放射状に広がり、クジラから小魚まで海の生き物たちを優しく包み込むといった、ストーリー性に富んだ作品です。「海の中でスケボーができたらいいな。そしてバッククリップやフロントクリップをきめるんだ」と、スティーブン君(8歳)は、好きな遊びの世界を楽しく描いてくれました。 ★日本の子供たちの絵もアメリカで展示されることに 当館に寄せられた子供たちの作品のうち、30点がカブリロ海洋水族館で展示されます。折り紙が貼られていたり富士山が描かれている日本的な作品や、ユニークなアイディアの作品が選ばれました。また、「未来の海は、地球のどこに行ってもキレイで、魚もサンゴも人間も安心して暮らせたらいいなと思います」「魚がいっぱいいるキレイな海」など、それぞれの絵には説明文が書き添えてありますが、それを英語のメッセージに直してアメリカの子供たちに届けることにしています。(アメリカに送ることになっている作品は、カラーコピーして、当館でも展示されています) なお、「海のたまごの夢コンクール」は、6月18日を最終締め切りに第二次募集も行っています。個人はもちろん、親子や友だちどうし、また学校単位で、次なる感動作品をお待ち申し上げます。応募用紙は当博物館にございますので、お申し出ください。 |