東海大学海洋科学博物館は、今年開館30年を迎えます。
その設立にかかわり1998年から館長を勤めてきた鈴木克美館長が3月いっぱいで退任となります。そこで、これまでの経験などから、現在の水族館の在り方と今後の展望などについて講演会を開くことになりました。
記念講演会 ■日 時 2000年4月2日(日)13:30〜15:00 |
鈴木館長は、東海大学海洋研究所で水産学の研究・教育にかかわりながら、海洋科学博物館での教育活動に力を注いできました。
水族館・博物館の世界ではオピニオンリーダー的存在で、1996年の「世界水族館会議」では「日本の水族館の過去・現在・未来」と題した講演をし、多くの支持を得ました。一方、旺盛な好奇心で、山登り、郷土玩具の収集など専門以外にも多彩な趣味をもち、子どもにもわかりやすい言葉で執筆・講演し、生物学の普及に貢献しています。
一般書には『潮だまりの生物学』、『魚は夢を見ているか』、『鯛』などがあり、特に『水族館への招待』は、水族館史の教科書ともいわれています。
また、1999年には、学校と博物館の連携をめざした「生涯学習プログラム」を作成し、博物館での教育機会の提案をまとめました。
●海洋科学博物館の入館者は誰でも聴講できます。