■生きている化石・深海ザメ「ラブカ」

 ラブカはサメの一種です。今から3億5千万年前、古生代デボン期に出現した古代型のサメ、クラドセラケに似た原始的特徴をもっています。「生きた化石として、学問上とても貴重なサメです。

 駿河湾でラブカが採集された海域や、その水深を調べた結果、海底谷が岸近くまで入り込んだ数百メートルの谷底近くでとれています。しかし、海底から数百メートル以上もはなれた上層を引くサクラエビ漁の網にも入ることから、ラブカはサクラエビなどのようにかなりの上下移動をしていると考えられます。

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最終更新日:1996-05-24(金)
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