東海大学人体科学博物館は、今月30日(月)に、27年間の歴史に幕を下ろします。人体科学博物館は1973年(昭和48年)4月にオープン。マリリン・モンローの口型の入り口から体内を巡り、最後は肛門からオナラの音と一緒に体外へといった個性的な展示を中心に、健康の啓発に大きな役割を果たしてきました。
何よりも画期的だったのは、展示をとおして、人体に秘められた不思議や命の誕生のようすを、子どもから大人まで感動的に伝えたことでした。27年間に訪れて下さった人は、500万人にのぼります。
閉館に当たって、これまでご入館いただいた方々に感謝の意を込めて、28日(土)、29日(日)、30日(月)の3日間、無料で入館していただきます。なお、人体科学博物館が監修して出版した「人のからだ」(講談社刊・48ページオールカラー・A4判)を、期間中毎日先着100組にプレゼントします。
また、人体科学博物館と同年に開園した三保文化ランド内のミニチュアランドも30日をもって閉園(同じく3日間、無料開放)します。
閉館後の人体科学博物館およびミニチュアランドの跡地については、東海大学海洋科学博物館、自然史博物館を中心に、研究ゾーンをコアとした、大学と市民の新たなふれあいの場として発展する予定です。来年秋には生まれ変わってオープンしますので、皆様それまで楽しみに待っていてください。
長いあいだご利用いただき、ありがとうございました。