● 腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus
わが国の食中毒で最も多い原因細菌
耐熱性の溶血性毒−神川現象陽性株
- ◆潜伏期間
- 平均10数時間(8〜18時間)
- ◆症状
- 腹痛(上腹部痛)、下痢、発熱(37〜38℃)、嘔気、嘔吐
- ◆どこにいるの?
- 水温が20℃以上になる夏の沿岸海域の海にいて、そこに住む魚介類が汚染されます。東南アジアでは年間を通して分布し、輸入冷凍魚介類からは常に検出されます。
- ◆ここに気をつけよう
- 海にいる菌なので、塩分を好みます(塩分濃度2〜3%)。温度は10〜45℃(37℃を好む)。分裂時間は約10分ととても短いので、条件が良い(pH5.0〜9.0)と短時間で発症する菌の量になります。
生食用の料理は早くたべましょう。真水で洗ったり酢を使うと有効ですが、油断は禁物です。
最終更新日:1997-08-02(土)
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