普段見る展示のこと皆さんが博物館へ来る時にどんなことを期待していますか?「学校が休みになる季節に合わせて企画された特別展を見よう」とか、「博物館で開かれている行事に参加するんだ」など、いろいろなことがあると思います。 でも、博物館には皆さんが一番最初に博物館へ出かけた時に見た展示がありますね。そう、博物館の中心になっている展示のことです。その展示のことを私たちは常設展示と呼んでいます。 常設展示は博物館からのメッセージを皆さんに伝えようとしているメインの展示です。ですから初めて博物館を建てる時や常設展示を変更する時には、じっくりと時間をかけて、どんな展示をすれば皆さんに私たちの考えが伝わるのだろうかと考えたり、実際に自分たちでモデルを作って試してみたりしています。 このように常設展示はかなり時間をかけて内容が考えられていますから、普通は長い間変更されることはありません。しかし伝えたいメッセージは変わっていなくても、展示物が新しい物やより貴重な物に交換されていたり、部分的に新しい展示方法に変わったりすることはあります。気が付いたことはありませんか? 博物館によっては、定期的に一部分ずつ新しくしていき、数年で総ての展示物が新しくなる、という展示方法を採用しているところもあります。
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