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博物館にはどんな種類があるの

博物館の種類

 皆さんが知っている博物館には、仏像をたくさん展示してある博物館や近くの自然の様子を展示している博物館など、いろいろな種類があると思いますが、博物館はどのように分類されているかご存じですか。

 私たちは、「歴史」、「理工」、「自然史」などと呼んだりしていますが、博物館の分類方法にはいくつかのパタンがあり、「登録博物館」、「博物館相当施設」などという聞きなれない呼び方もあります。

 これは分類の基準が違うのですが、歴史とか自然史という呼び方は展示物の内容による分類、登録とか相当施設などは博物館法という法律上の区分による分類になります。また、博物館の設置者によって分類する方法もあります。

博物館の分類方法

 博物館を分類する場合には、主なものだけでも次のような基準が考えられています。

分類の基準 展示内容 設置・管理者 博物館法 機能 展示場所
呼び方 総合博物館
人文科学系博物館
自然科学系博物館
国立博物館
公立博物館
私立博物館
登録博物館
博物館相当施設
博物館類似施設
全機能型
保存型
教育型
研究型
リクレーション型
館内展示型
屋外展示型
現地保存型

 また、皆さんに一番なじみのある展示内容による分類は、更に細分化することができます。

人文科学系博物館 美術系博物館 美術館 古美術、西洋、東洋、近代など
歴史系博物館 歴史博物館 歴史、民俗、考古など
自然科学系博物館 自然史系博物館 自然史博物館 地質、動物、植物など。
また実際に生物を飼育栽培している博物館は、
動植物園、水族館などに分類されます。
理工系博物館 科学博物館 理工、天文など。
理工系は更に科学技術、産業などに分類されます。

 ただ、これらの呼び方も博物館法に定められているもの以外は、そう呼ばれているとか、そう呼ばれるようになったという性格のもので、明確に「こう呼ぶ」というものはありません。


最後に書き直した日:2000-10-30(月)
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