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2009年度
第一回目

    5月28日(水曜日)

     山西秀明さん (海洋文明学科 M1)
    フィールドワークから「伝統」を考える


 「伝統」という言葉は、ある集団において古くから受け継がれているものを指します。
 しかし、新しいものが古い伝統に取って代わったり、伝統と日常生活がかけはなれていたりと、その実態は簡単ではありません。これまでに行った奄美、沖縄、ハワイなどでのフィールドワークを紹介し、みなさんと「伝統」について考えてみたいと思います。

第二回目

    6月17日(水曜日)

     花森功仁子さん( (株)ジェネテック・主任研究員 )
    科学捜査から新分野「DNA考古学」まで


 今月釈放された足利事件のDNA鑑定を例に、科学分析の発見と落とし穴。また、新分野「DNA考古学」の面白さと未来への活用などをお話しします。

第三回目

    7月15日(水曜日)

     佐野淳さん( 水産学科卒業・ペンギン会議(NGO) )
    フンボルトペンギン野生地保護協力活動


 フンボルトペンギンは南米ペルー、チリの沿岸に生息するペンギン類の中では中小型ペンギンです。胸部の黒帯1本が特徴で、現在個体数はペルー、チリを合わせて約40,000羽と推定されています。日本の動物園、水族館では、現在約1,600羽が飼育されています。ところがこのペンギンは野生地で様々の原因によって個体数が減少していると考えられています。ペンギン会議は1993年よりチリを訪問して、野生研究者と交流し生息地保護協力をしています。また2002年よりは首都サンチアゴの動物園と飼育下繁殖技術交流をしています。これからも協力交流を継続していきますが、現在までの活動と今後の展望を紹介いたします。

第四回目

    10月21日(水曜日)

     金子誠さん(水産学科M2)
    クロウミウマ稚魚育成時の給餌間隔と栄養条件の異なる餌料を与えたときの生残


 タツノオトシゴ属の1種であるクロウミウマHippocampus kudaは乱獲により資源量の減少が懸念されています.そこで本種の種苗生産技術を確立するために稚魚の給餌開始時期と餌料生物の栄養価について検討しています.餌料として用いたシオミズツボワムシに対し、高度不飽和脂肪酸で強化したクロレラを用いて栄養強化しました.これらのワムシを用いた場合とそうでない場合を比較しました.さらに,稚魚の切片標本から卵黄の残存を確認し,無給餌生残指数との関係を調べています.

第五回目

    12月16日(水曜日)

     佐野弘弥さん(海洋資源学科M1)
    2009年度海底地質調査報告


 2009年度に行われた海底地質調査(活断層調査・海底微地形及び元寇遺物調査)に関しての調査報告をします。最新鋭の音波探査装置・マルチファンビームを用いた海底面・海底面下の形状など得られたデータをもとにお話しします。