2006年度
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第一回目
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5月16日(火)
井上亮一さん(水産学科 M1)
ホルムアルデヒド耐性細菌に関する研究
ホルムアルデヒドは有害物質として知られ、水産養殖において寄生虫駆除や魚病の防止に使用されていました。そのホルムアルデヒド溶液が未処理のまま海洋に流され、周囲の海洋生物への影響が懸念されています。
そこで、ホルムアルデヒドを生物界において分解者である微生物を用いて、ホルムアルデヒドの除去をしようという研究をしています。今回は主に、微生物がホルムアルデヒドに対してどれほど耐性能力を持つのか?という実験結果について説明したいと思います。
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第二回目
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6月6日(火)
斉藤 真さん(海洋資源学科 M1)
混濁流の流動に関する研究
南海トラフの堆積物の中には富士川を中心とする駿河湾沿岸から混濁流により運搬されたとされる堆積物が含まれている。この混濁流による堆積物の運搬に関心が持たれている。
混濁流は大量の底質が短期間のうちに流動する現象として捉えられることから底質を大量に含む密度流は非ニュートン流動の様相を呈する。これにより高濃度混濁流は見かけ粘度が大きくなるので流動しづらくなると考えられるが、実際の現象では長距離を流動していることから流動を容易にしている機構が存在していると考えられる。その機構として、混濁流と海底面の間に抵抗を緩和する粘性の低い薄膜流を伴うモデルを提案した。
今回は、混濁流先端部の底部に粘性の低い薄膜流を伴う流動モデルについて、さらに薄膜流の確認のために行なった水槽実験についての報告をする。
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第三回目
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6月27日(火)
朝日 要さん(海洋資源学科 M1)
魚眼レンズを活用した視覚システムの開発
魚眼レンズと聞いても馴染みのない人が多いと思いますが、魚眼レンズの特徴として挙げられることは一般に使用されているカメラ等のレンズに比べ、広範囲の情報を得られることにあります。本研究は、この特性を活かし海中におけるより効率的な情報収集を目的としています。
内容としては、魚眼レンズ・画像処理の基礎知識、研究内容について紹介します。
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第四回目 |
7月4日(火)
大村優太さん(海洋土木工学科M2)
洋上風力発電実現のための取りくみと研究紹介
地球上では二酸化炭素の大量排出や森林伐採などによる相乗効果によって地球温暖化が進行している。原因の1つとして化石燃料が挙げられる。化石燃料からエネルギーを抽出する際、多量の二酸化炭素を排出するためである。現在使用している化石燃料には限りがあり、近い将来には枯渇してしまうと言われているため化石燃料依存型の社会からの脱却が急務とされている。化石燃料に変わるエネルギーとして自然エネルギーが注目されています。今回はその中の1つの風力エネルギーについての取り組みや研究を紹介します。
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第五回目
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10月17日(火)
川口達矢さん(海洋土木工学科M2)
静岡・清水海岸の地形変動に関する研究
静岡・清水海岸の海岸侵食問題に対して河川・海岸の土砂移動を把握し、大谷崩から三保半島までを範囲とした、流系一環の土砂管理を行う上で必要となる基礎データを得るために、本研究は、過去20年間のデータを整理し、海岸侵食のメカニズム・原因・対策を検討するために、海岸侵食の現状を把握することを目的として行った。
海岸では、断面図・等深線図・汀線を作成し、そのデータをもとに考察し、最終的には、河川からの土砂流出と海岸への漂砂の関係を理解し、海岸侵食との関係を考察する。また、各データを最新のものにし、電子データを作成した。
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第六回目
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11月14日(火)
須戸琢哉さん(水産増殖M1)
植物プランクトンに対する有機塩素系化合物の影響について
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