和名 ミノカサゴ

学名 Pterois lunulata

目科 カサゴ目フサカサゴ科

体長 約25cm

分布 

北海道南部以南;〜インド・太平洋域

 

その姿から想像できるようにその泳ぎは周りからの干渉を受ける事の無くゆったりとしている。ちなみに本種は毒針を持つ比較的有名な危険生物である。

もし刺されてしまった時は熱さ40℃位の湯に患部をつけておくのが応急処置法である。この方法はタンパク毒に有効な為ミノカサゴ以外のカサゴ目の魚類に刺されたときにも活用できる。

体色は肌色の地に黒褐色の横縞模様が入っている。ミノカサゴと近似種のハナミノカサゴとの見分け方は眼上の皮弁の長さと、顎下の縞模様の有無である前者の場合、模様はなく白色で後者は縞模様がついている。あとは後者の方が気持ち派手である。

同じミノカサゴ類の中では冷たい水にも適応している珍しい種である。主に岩礁域からゴロタ、砂地などに生息。

(余談)

本来夜行性のミノカサゴは、夜間になると昼とは違う胸鰭の使い方を見せてくれる。昼は普通に広げていた胸鰭を夜間では砂地と水平に広げ、まるでレーダーで餌を探すように夜の砂地を這い回っている。私達が持っている図鑑にはその行動については記載されていない為、完全に私達の考察になるがおそらくこれは獲物の微弱な動きを大きな胸鰭を使い感知しているのではないのだろうか。

また、ミノカサゴにはさまざまな地方名があり、刺されると痛みが7日間走る為、〔ナヌカバシリ〕危ないから触らないように〔マテシバシ〕怒らせると怖いので〔ヤマノカミ〕とも呼ばれているらしい。怒らせると怖いというのは、ミノカサゴを過度に追いかけると逆に向かってくるという。実際筆者も入念に観察していた時に進行方向を急にこっちへ変えてきたこともあった。触らぬ神に祟りなし。もしも水中で出会ったときはいくら興奮しても触らず、遠めで拝むのもありだろう。