勉強するところなんです博物館は芸術や文化、また学問上貴重な資料を集めて展示し、皆さんに勉強してもらうための場所です。博物館には学芸員と呼ばれる職員がいて、集めた資料の研究をしたり、皆さんに分かりやすい展示をするために働いています。また、美術館や動物園・植物園・水族館など、ちょっと考えると博物館とは違うと思われるような場所も、大きな意味で博物館として考えることができます。
勉強って何でしょう博物館は『勉強』する場所だと言いましたが、博物館で働く私たちが考えている『勉強』は、皆さんの考えとちょっと違うかもしれません。私たちは、皆さんが何かを見て「不思議だな、なぜだろう」と思った瞬間に『勉強』が始まると考えています。そして皆さんが自分自身で本を読んだり、博物館で調べたりしながら、自分の疑問を自分で解決してゆくことが『勉強』なのだと思っています。 そして私たちの本当の仕事は、皆さんが「なぜだろう」と思っていろいろ調べる時のお手伝いをすることだと考えています。展示物とその解説が皆さんの知識を増やすだけでなく、皆さんの「なぜだろう」を「わかったぞ」にする時の道具になればうれしいと思います。
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